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もう一つの翼 書きました [~Another wings~]

智明 主演のTSUBASAですが

ルカ 主演のTSUBASA書きました♪


智明の方が途中ですが、やめたわけではありません

最初から、細かい構成をたてずに勢いで書いたため

ルカ視点のものがないと、最後がうまく表現できなくなってしまいました ^^;


やっぱりプロットは大切です!


とりあえず、メモなんかもとってないので(←テキトーすぎ

頭の中だけでは整理しきれませんっ


じゃあ、同じ時間軸でルカ視点の小説も書いてしまえっ!

ってことで書いてみました



↑ と、ここまでが、実は2年以上も前に書いた記事w

んで、この後 妊娠発覚でひどいツワリと体調不良で中断

さらに、PC壊れて執筆不可能に・・・



子育てにも慣れてきて、最近やっと再開のめどがたったけど

すでに脳内からは妄想が消えつつあって・・・

早くしないと分からなくなっちゃうかも~?

と、ちょっと焦っております(^_^;)


だいぶブランクあるので、おかしいことだらけですが

よければ、ルカの世界へ立ち寄ってくださいませ、ませ^^


翼 -TSUBASA-
    ~Another wings~

プロローグ



 あたしがベッドに寝ている。
 
 頭には、包帯が巻かれていて痛々しい。

 気づいたら、あたしは、あたしを見下ろしていた。

 部屋には、白衣を着た男が1人と女が1人立っている。あたしが寝ているベッドの傍には、椅子に座った母さんと弟の正樹(マサキ)が立っている。

 なんだろう? この光景は・・・・・・夢、なのかな? 体がフワフワと宙に浮いてるんですけど……?

「どういうことですか!? 分からないって! 姉ちゃんは、何で目を覚まさないんですか!?」

 は? 今、何て? 目を……覚まさないって言った?

「先生!? ちゃんと分かるように説明して下さいっ!」

 正樹が先生と呼ばれた男の人に食ってかかる。

「……原因は、分かりません。頭に怪我をしていますが脳に損傷はありません。検査でも命に関わるような重大な疾患などは見当たりませんでした」

「でも、現に姉ちゃんは3日も目を覚まさないじゃないですか。何か原因があるんでしょう? ちゃんと調べてくれたんですよね」

 3日? 寝不足にしたって長い睡眠だろ。なんでそんなに眠ってんの?

「もちろんです。内臓も綺麗です。血液検査も異常ありませんでした。」

 正樹が、口をつぐんだ。悔しそうに歯噛みしてるのが見て分かる。

 異常もないならどうして……?

「……本当に、どこにも異常はないんですよね? 先生?」

 母さんが、ゆっくりと話した。あたしの手を両手で優しく包んでくれている。

「ありません」

「お姉ちゃんは、眠っているだけなのよね?」

「……はい」

 医者は、しっかりとそして、息殺すようにして返事をした。

「じゃあ、目を覚ますまでゆっくり待とうか。きっと、瑠夏(ルカ)の事だから、寝坊しちゃったって言って笑って起きるわよ……ね? 正樹」

 母さんは、じっとあたしの顔を見ながら話している。正確には、ベッドに寝ているあたしの顔をだ。

 変な気分だ。

 あたしの意識はここにあるのに、誰もそれには気づかずにあたしの心配をしている。

 なんか、こういうのドラマで観たな。夢なら、そろそろ覚める頃だよな? 幽体離脱は、もういいんじゃない?

「っっ、くそぉーーーーーーーーっっ」

 正樹が叫んだのと同時に、母はボロボロと涙を流し始めた。

「……私が……私がもたもたしていたから……だからお姉ちゃんが……瑠夏(ルカ)がこんな目に……」

――母さんのせいじゃないよっ
 
 叫んだつもりだったけど、あたしの声は母さんには届いていないみたいだった。

「母さんのせいじゃない。姉ちゃんは自分の意思で母さんを守ったんだから」

「私が怪我をすれば良かったのよ。そうすれば瑠夏は、瑠夏は……」

「ダメだよ母さん。母さんが怪我をしたら、姉ちゃんが悲しむだろ。それに姉ちゃんは、自分のした事を後悔したりする様な人間じゃないだろ?」

「でも、でも……うぅっ……」

――母さん……

 正樹が母さんの背中を優しく撫でている。

 母さんを悲しませているのは、あたしなのか……。あたしが目を覚まさないから?

 胸が締め付けられる。 大好きな母さんを悲しませてしまうなんて、なんて親不孝な子供だろう。

 夢なら早く覚めてしまえ!

 そして、もしこれが夢じゃないなら……。

 あたしは、ベッドに近づいた。

 自分の寝顔を見ているのは、なんだか気持ち悪い。

――目ぇ覚ませよ、おいっ。あたしだろっ、ちょっとくらいの怪我でへこたれてんじゃねぇよ。

 一応、叱咤してみたけど、目を覚ます様子はない。

 何で? 何で戻れない?

 あたしは、恐る恐る自分の体に手を伸ばした。

 案の定、何の感触も抵抗もない。どうしたら戻れるんだろう?

「……それでは、何かあったら看護師か私を呼んで下さい」

 母を慰めている正樹に向かって、医師たちは一礼して部屋を出て行ってしまった。すでに、やることは何もないってことか……?

 あたしは自分の顔をマジマジと見た。

 傍で、母が嗚咽をもらして泣いているっていうのに、何も出来ないなんて。

 すると、あたしの瞼がピクリと動いた気がした。

――おいっ! 起きろ!!! 母さんが泣いてるぞっ! 正樹が心配してるっ!! おい! 瑠夏!

 あたしは、思い切り叫んだ。

 と同時に、ベッドの横に置いてあった機械の音が早くなる。
 
 まさか――

 正樹も同じ事を思ったらしく、慌てて機械の傍へと駆け寄ってから、確かに音に変化があることを確かめると、廊下へ飛び出していった。

「せんせーーーーーー!! 姉ちゃんが!? 姉ちゃんが!? 早く来てください!! せんせーーーーー!!」

 あたしは機械に表示された数値を見ていた。

 どんどん上がっていく……これって、ヤバイんじゃないか?
 
「どうしました!?」

 さっきの医者が駆けつけた。

「姉ちゃんが……音が、早くなって……」

 正樹は、動揺しすぎて説明できていない。

 母さんも体を震わせて、今にも倒れてしまいそうだった。

 部屋の中も、外も騒然としていた。

 まさか? もしかして……死ぬ? とか言わないよな?

 嘘……だろ?

 ちょっ、待てよ。ちょっと頭打っただけなんだろ? 軽傷なんだろ? 死ぬってどういうことだよ?

 急に恐怖が襲ってきた。

――おいっ! 起きろってマジでっ!! 根性みせろよ!!! 瑠夏!! 止めろって、死んでんじゃねーぞっ!

 必死に自分に叫び続けた。

 でも、そのうち周りの声も薄くなって、正樹や母さんのあたしを呼ぶ声も遠ざかっっていった。

 ああ、あたしは死ぬんだ……。

 やっぱり、根性だけじゃ勝てないよな。

 そう思って、叫ぶのを諦めたら、目の前が真っ白くなって、辺りが光に包まれた。

 意外にも、眩しいとは思わなかった。

 なんだよ? もう終わりかよ。

 そう思った時、可愛い顔をした男の子が現れた。

 誰だよ? お前?

「キミは天使になったんだよ。僕と同じ天使に――

 神々しい光を纏い、笑顔で、そいつはそう言ったんだ。











<つづく>

***************************


いかがだったでしょうか? っていってもこれだけじゃねぇ?(^_^;)
以前に書いてあったのを、ちょいと修正して載せました
最近は、姫さまがちゃんと昼寝をしてくれるようになったので
30分ほど自分の時間がとれるようになりました
あとは、姫が寝ている間に家事をギュギュっと詰め込んでますw

来年は、幼稚園に行くので、もう少し時間がとれるようになるかなぁ?
どうなんだろう?

他にも中途半端な小説がいっぱいあるので
今年中に、全部終わらせてしまいたいですっ(^v^)b まあ、意気込みだけは
次回の掲載はいつになるか分かりませんが

頑張ります(*^_^*)


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